ある廃墟を訪ねる

廃墟にはもはや一切の進化も発展もない。
デキちゃうけどナカでもいいよね 神寺千寿とイメージの共通点もある。

廃墟は誰にも看取られずに、ただ一人で静かに死を待ち続けている。
そんな風景に、どうして今の私たちが心惹かれてしまうのだろう。

ここで紹介したいのは、東北地方I県にある、某炭鉱跡地にある社員住宅の廃墟だ。
小高く広陵とした丘は、「ここは高級リゾート地ですよ」と言われても何の疑いも持たないほどに絶好の立地になっている。

そんな清涼な風景の中を進んでいくと、
灰色に変色した巨大なコンクリート建造物の一群がぽつりぽつりと目に飛び込んでくる。
人の気配はない。
そして周辺は草木に覆われて、無残に荒れ果てている。